6月になって梅雨らしい季節になると、そろそろ気になってくるのがお中元。
駅や電車、百貨店やネット通販など、様々な場所で「お中元2020」って広告を目にするようになりますよね。
最近は早期割引などで6月にお中元を注文するとお買い得のようですが、そもそもお中元の時期っていつからいつまでなんでしょうか。
お中元に欠かせない「のし」のマナーについても、時期が変わるとどうなるのか?もしお中元の時期を過ぎたらどうすればよいのか?をまとめました。
お中元2020の時期、いつからいつまで?
1年間の前半の半年間、お世話になったお礼や夏のご挨拶として贈るお中元。就職や結婚による親戚づきあいなどで、初めてお中元を贈ることってありますよね。
今まで住んでいた地域ではない土地の方に贈るケースもあるでしょう。お中元って日本全国、どこでも同じ時期なのでしょうか?
実はお中元を送る時期は、地域によって違いがあります。ざっくり関東と関西だと、1ヶ月くらい違うのです。
関東や関西のお中元の時期2020はいつ?
関東のお中元の時期は、7月1日~7月15日頃
関西のお中元の時期は、7月15日頃~8月15日頃
お中元を贈る時期は、相手の住む地域に合わせる
関東は7月の上旬~半ば(1日~15日頃)の時期に、お中元を贈るのが一般的だそう。一方、関西は7月下旬から8月半ばごろの時期に送ります。
7月15日頃のピンポイントの時期しか、かぶってませんね・・・。
関東の人同士、関西の人同士ならあまり困らないのかもしれませんが、違う地域の方に贈ることってありますよね。
もし関東から関西、または逆に関西から関東に送る場合には、どちらの時期に合わせるのかというと、贈る相手の地域に合わせるんだそうです。
関東の人に贈るなら7月15日頃までに、関西の人には7月15日~8月15日頃までに「お中元」を送るということになります。
なんとなく関東は早くて関西は遅いらしいと思っていましたが、こんなに違うとは思ってもみませんでした。
関東・関西どちらの習慣にも対応できる時期は、7月15日ということになりますね。
北海道や東北、北陸や東海、中国四国、九州は違うの?
そうなるとさらに気になってくるのが、関東・関西以外の地域にお中元を贈る場合の時期ですよね。
一般的にお中元を送る場合の時期は、いつからいつまでなのかを調べてみました。
- 北海道 7月15日~8月15日頃
- 東北地方 7月1日~7月15日頃
- 北陸地方 7月15日までに贈る地域と、8月15日までに贈る地域がある
- 東海地方 7月15日~8月15日頃
- 中国四国地方 7月15日~8月15日頃
- 九州地方 8月1日~8月15日頃
- 沖縄地方 旧暦の7月15日まで(2020年は9月2日まで)
こうやってまとめると、7月1日~15日までに贈る地域は主に関東地方や東北地方で、少ないんですね。
北海道、東海、関西、中国四国地方など、ほとんどが7月下旬~8月15日の、いわゆるお盆の時期までになっています。
沖縄だけは旧暦にあわせるので、毎年いつまでか違うなんて、知りませんでした。旧暦のカレンダーを確認しないといけないんですね。
それぞれの地域に合わせてお中元を手配することで、マナーを意識したいですね。
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のしはお中元を贈る時期で変わる?時期が過ぎたら?
お中元など、日本で贈り物をする際に欠かせないのが「のし」。デパートなどでお中元を注文するときに「のしはどうされますか?」と聞かれますよね。
お中元を贈る時期が地域によって違うということでしたが、送る時期によって「のし」も変えるのがマナーなんです。
例えばうっかりお中元の手配を忘れていて、時期が過ぎてしまっていたり、遅れてしまったということもあります。
「お中元を送るんだから、のしも当然、お中元でしょ?」と思ってました。しかし、そんなときも「のし」は「お中元」でいいのでしょうか。
時期に遅れたら「暑中お見舞」か「残暑お見舞い」に
もし関東や東北などの地域に贈るのに、7月15日を過ぎてしまった場合は、のしは「暑中お見舞」や「残暑お見舞い」になります。
暑中お見舞や残暑お見舞は、子供の頃に出したはがきを思い出しますね。この2つにも、それぞれ時期があります。
8月7、8日頃は「立秋」ですが、この立秋の前後で「暑中お見舞」か「残暑お見舞い」かが分かれているんだそう。
わかりやすく関東や東北といった、2020年7月15日までの時期にお中元を贈る地域の場合に、お中元の時期が過ぎたら「のし」はどうなるのかをまとめました。
- ~7月15日までのしは「お中元」
- 7月16日~8月7日頃のしは「暑中お見舞」
遅れてもなるべく、この時期には送りたい
- 8月7,8日~のしは「残暑お見舞」
関東などの地域には遅めなので、避けたい
じゃあ関西や中国四国地方、東海地方などの場合はというと、8月7、8日頃の立秋までは「お中元」、「暑中お見舞」のどちらでもいいということになります。
- 7月15日~8月7日頃のしは「お中元」か「暑中お見舞」
- 8月7、8日~のしは「残暑お見舞」
時期や地域を気にせずにお中元を送りたいときの裏技
お中元を注文するときに、いちいち配送時期や相手の住所地域を考えて、のしをどうするか決めるのって面倒ですよね。
そんな時期や地域によって違うのは面倒!という場合におすすめなのは、以下の方法。
暑中お見舞や残暑お見舞いは、お中元のように地域によって差があるわけではありません。
梅雨明け後、暑くなってきて、いかにも「夏だな~」なんて頃に、「暑中お見舞」として美味しいものをいただいたら、うれしくなりそうですね。
お中元は夏のご挨拶といわれていますが、この「暑中お見舞」テクニックも、夏のご挨拶!という感じが伝わりそうです。
お中元の時期2020は早くなっている?
6月に入ると、よくお中元についての広告を見るようになりますよね。年々、早くなっているような気がします。
関東のお中元の時期は、7月1日から7月15日ですよね。関東や東北といった限られた地域が、7月の上旬にお中元を贈ることがマナーになっています。
その期間は、たったの2週間ほどしかないんですね。
例えば7月1日にお中元を送ろうとすると、6月下旬には発送するでしょう。
お中元の注文を受ける側の百貨店なども、3週間くらいの間に仕事が集中することが想像できます。
宅配業者は2週間ほどの間に、大量の荷物を運ばないといけません。
お中元を受け取る側も、2週間ほどの間に一気に来てしまうと、生ものの処理に困ったりすることも考えられます。
こうした
- 百貨店などお中元を販売する側
- お中元を配達する宅配業者
- お中元を受け取る側
といったみなの都合を気遣って、最近は6月下旬頃から順次、お中元が発送されているようです。
せっかくのお中元の品を味わったり楽しんで欲しい、配達業者に負担をかけないようにする、そんな気遣いが組み合わさった結果というところでしょうか?
暗黙の了解のうちに、そんな気遣いをするところはある意味、とても日本らしいともいえますね。
日本の首都はいうまでもなく、東京。この東京を含む関東地方からのお中元の時期が比較的早いんですよね。
他の地域でも同じように6月に入ったら、お中元商戦が始まり出すようです。
お中元は遅れるとやはり失礼にあたるので、少し早めに送るほうがいいと考えると、全国的にお中元の時期が早まっている傾向はありそうです。
お中元の注文を受ける百貨店などでは、6月はたいていお中元の早期割引が行われています。
送料無料だったり、お中元の品物が割引されていたりと、早期割引はかなりお得!早めの時期だけの限定商品もあったりしますよ。
上手に早期割引を利用して、お得にお中元を贈るだけでなく、マナーにも配慮したいですね!
お中元2020の時期は関東・関西で違うので注意
お中元の時期は、関東や関西だけでなく、地域によって違うということがわかりました。
日本の贈り物にかかせないのしも、時期によって変えるのがマナーなので、品物が届く時期を確認しておかないといけないんですね。
お中元を受け取る側の地域の習慣に合わせる必要があるというのは、あまり意識していませんでした。
たまたま7月中旬の15日頃に送っていると、ちょうどタイミングがよかったようです。でもみんながみんな、その時期を狙ってしまうと、百貨店などのお店側も、配達業者も大変ですよね。
早期割引はお得そうだけど、時期が早すぎない?って正直思っていたんですが、関東など7月上旬の時期にお中元を送る地域なら、6月中に手配しても早すぎるってことはないわけです。
今ならネット通販でお中元を手配できるので、どんな商品にするかなど、早めに決めて手配してしまうほうがお得に、マナーもバッチリでよさそうですね。
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